音楽家 小林私さんと声優 岡本信彦さんに学ぶ、”アーティスト”と”エンターテイナー”の表現のベクトルの違いを感じた、というお話【ヴィラン歌ってみた】

こんにちは、YUMEKOです。
先日、ボカロの人気曲、てにをは様の「ヴィラン」をカバーしてみました。

 

こういうデカダンスな雰囲気がとても好きなのです。
今回はピアノだけの弾き語りと、本家様の音源、両方のバージョンで歌い比べてみました!

 

ぜひ聴いてもらえたら嬉しいのですが、

 

▶️「ヴィラン」ピアノver(原曲キー)

▶️「ヴィラン」音源ver(キー-4)

 

今回歌うのにあたって、他の歌い手さんを研究してみました。「表現」には主に2つのベクトルがあるなと感じたお話をさせてください。

 

アーティストか?エンターテイナーか?

 

まず、本家のてにをは様が投稿されているのがこちらなんですが、

 

こちらをもとにたくさんの方がカバーをされています。

 

他の素敵な歌い手さんたちの歌を聴いていて、ちょっと心折れそうになるぐらい痛感したのが、

 

自分の求める「表現」の方向性はアーティストなのか?エンターテイナーなのか?ということです。

 

ひとことで言えば、自分を押し出すのがアーティスト。役になりきるのがエンターテイナーだと感じています。

 

アーティスト代表

うおぉ痺れるなーと感じたのが、この方のカバー。

ミュージシャンの小林私さん

もう、完全に小林私さんの「歌」になっています。ギター伴奏もすごくおしゃれ。
この人にしか歌えない、そんな表現です。

 

背景だって、明らかに自分の部屋、何も飾らずギター一本のシンプルな伴奏なのに、むしろそれがものすごく良い。最後まで聴いてしまいます。

 

この動画を見ただけで、

あぁ、きっとこの人はいつも音楽とともに生きていて、昔からあるちょっとアングラな雰囲気のライブハウスに出入りしてて、「俺の音楽がわからない奴は来るな」とでも言いそうな強い自己像を持っていそうだと想像してしまいます。

 

合っているかは別として、動画一本でそこまで瞬時に「想像させてしまう」ことがめちゃくちゃすごいと思ったんです。

 

生き方、在り方が浮かぶ。これぞアーティスト、という感じがします。すごくかっこいいし羨望します。岸辺露伴みたいで。

はぁ、、素敵すぎました。

 

 

それに対して、エンターテイナー代表は(勝手に)こちらの方、

 

エンターテイナー代表

声優の岡本信彦さん

タイトルが「『ヴィラン』を“病み”と“闇”の二重人格で歌ってみた!」となっているのですが、もうそのまんまです。めちゃくちゃ”演じて”歌われていて、何度聴いても飽きません。

 

個人的になるほどなー、と感じたのが、

こちら本家様の原曲では歌のはじめの「ラットレース一抜けたら」という歌詞の部分で、「ラ」を巻き舌で歌われているんです。

でも岡本信彦さんの歌は、出だしとてもシンプルに語るように歌われています。

 

”演じている”という視点からすれば、たしかに巻き舌が入る方が不自然です。

 

でも、こういうのって、カバーするときは「なんかやってる感」があって、巻き舌とか、いれたくなっちゃうんですよ笑

本家様の演出としても面白いですしね。

 

それをあえて入れない。っていうのが、声優さんならではの、芝居のプロとしての表現を感じました。

 

自分のやりたいことよりも、楽しませる、人を魅了することにおいてどうすべきか?を追求している方に感じるんです。

 

あとはもちろん笑い声とかオクターブ下の低音とか、表現の幅に脱帽です。かっこよすぎ…。

 

かっちゃんの声優さんということもあって、とても好きな声優さんですが、

もう凄すぎて嫉妬です。笑

 

 

目指す方向性と覚悟

 

いかがでしたでしょうか?
アーティストとエンターテイナー、私はこの2つの方向性は似て非なるもの、まったく逆ベクトルに感じます。

 

私にとって、はお二方は同じぐらいかっこいいと感じています。

何かっていうと、楽器や歌のスキルを含めた「表現」のレベルの高さはもう言うまでもないのですが、

おそらく

自分はこの道でやっていく!

という決意、覚悟から感じているんだと思いました。

 

私の場合

 

私は、もともとクラシックの世界から音楽や舞台に触れています。その後、舞台や歌の指導、ライブ、MC、ショーハウス、観光業などさまざまなジャンルでお仕事をさせていただいてきました。

 

そこで必要だったことは、エンターテイナーの要素だったと思います。

 

ある程度、守らなくてはいけない基本の「型」があり、やりたいことよりも「求められていること」をやらないと、お仕事をいただくのは難しかったからです。

 

私はナレーションのお仕事をときどきさせていただいてますが、当然それは「クライアントの求めることに自分が応える」という作業になります。そこに変なプライドや癖があっては、仕事になりません。

 

それに反して、アーティストは、必要とされる、されないは関係なく、ただまっすぐに自己表現をする世界です。そこには正解も不正解もない、自由があります。

 

極端にいえば、歌うという動作において、発声的にはNG(喉によくない)歌い方だったとしても、自分はそれでもこの歌い方を貫くんだ!と決めてしまえばそれでOKなのです。

 

癖やこだわり、苦手なことをあえて克服しようとせずに、その個性をどう表現に昇華するのか?がアーティストの姿勢なのだと思います。制限から産まれる創意工夫が、唯一無二になる。

 

 

でも一番大切なのは、自分がどこを目指したいのか。

 

私はどちらの世界もつまみ食いをしてきて、今の活動はだれに求められるわけでもなくやっているので自由です。ただまだ試行錯誤の最中かな、というのが正直なところです。

 

歌においては美学もあるので守りたいところもある。でも、もっと自身の幅を広げたいという興味もある。

 

模索して見つけるという道の上を歩く、ということにおいては決意があります。

 

まだまだ成長途中ではありますが、よかったら聴いてもらえると嬉しいです!

 

 

「ヴィラン」ピアノver(原曲キー)
▶️

「ヴィラン」音源ver(キー-4)
▶️

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

YUMEKO

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